私が仕事でうつ病となり、1年半ほど休職してから辞めるまでの話をまとめています。
前回は職場復帰というハッピーエンドで終わらせましたが、今回はバッドエンドの話なので、ただただ重い話です。
前回の話は、以下のリンクからどうぞ。
前回のあらすじとしては、
- 院卒でIT企業に就職
- 140時間の残業が辛くなり休職
- 部署異動して職場復帰
です。
忙しい部署で辛くなり休職
職場復帰後は、SEとしてではなく裏方として働いていましたが、それの裏方の仕事も1年で終わり、SEに戻ることになりました。
予定では2年は裏方で働けるはずでしたが、人手が足りなかったため戻されました。
裏方業務で心も体も休まり最初はSEとして頑張っていましたが、呼び戻された理由が人手不足ということですぐに残業が増えていき、次第にまた病んでいきました。
その当時のことは嫌な記憶なのかもうあまり覚えていませんが、大変な仕事が定年するまでの30年間ずっと続くということに耐えられなかった気がします。
そして辛さが限界に到達し、再度休職することになりました。
大企業だったので保険医がおり、カウンセリングを定期的に受けさせられたり、一日のスケジュールを記録してください、指示がありましたが適当に流していました。
今となっては私のことを思ってしてくれていた気がしますが、SEとして既にやる気を失っている私には何を言われても響きませんでした。
うつ病になると、
- 何も感じない
- 自分の殻に閉じこもる
- 常に不安でいっぱい
になるので、周りが何を言っても響かないです。
あと、ずっと辛い仕事が続くという未来しか見ることができず、将来に希望が持てなかったので、辛かったです。
今思い返すと、お金、ビジネス知識、生きること、にあまりにも無知で無頓着であったかと思います。
かと言って、過去を嘆いても仕方がないので、今は自分の力で希望の持てる将来を掴み取ろうと思っている次第です。
なので、今の若い子には自分と同じ様にはなって欲しくないので、投資や副業など、お金の話とかを結構したりするようになりました。
また、自分はそもそも辛いことに弱いのだと思います。人間みんなかも知れませんが、それか生きる理由がないと頑張れないです。
高校時代にも受験勉強が辛くて、遺書まがいのものを書いて机の中にしまっていたくらいですから。
退職
会社を休職している間は傷病手当が出ており、生活には不自由なく暮らせていましたし、休職できる期間もまだありましたが退職を決めました。
退職を決めた理由は、SEが自分にとってはとても大変で仕事を続けていく自信がなく、SEとしての復職は考えていなかったためです。
そして、今の心が落ちた状態で転職して他の会社で働こうにも、フルタイムで働けるか不安でしたし、アルバイトなどで心と体を慣らそうにも、在職中なのでアルバイトもできない、ということもあり、自分が先に進むために退職を決断した次第です。
会社に甘えてずるずる休職していた部分が大きい気がしたので、それも心の負担と感じていたのもあります。
でも、次の仕事を決めてから退職した方が良かったと思います。他の人が同じ状況であれば、絶対におすすめしません。
何故なら、無職は心理的に非常に辛く、次の仕事を探すのに足が向かないからです。
でも、うつ病で心が沈んでくると転職活動にも足が向かない、というのも分かるので、この厄介な現代病は非常に曲者です。
また、今思うとあの会社は、
- 部下に丸投げして遊んでいる上司
- 部下に何も教えずに出来ないと怒る上司
- 自分の仕事で一杯一杯で部下のフォローをしない上司
などが多くて微妙だった気がして、でも良かったこともあって、
- 自分の仕事で一杯一杯だけど、フォローしてくれる上司
- 辛い時に一緒になって頑張った先輩・後輩
- 人生の目標にしたいと思えた方との出会い
など、色々と経験できたのは良かったです。
ちなみに、休職中にはブログ執筆を行っていました。ブログ執筆がうつ病から這い上がるきっかけになるのですが、これはまた別の機会にでも。
転職活動~引きこもり
IT企業を退職してからは、すぐに転職活動をはじめました。
「一般企業のIT部門ならそこまで負担はないのでは?」と、システム部門を狙って活動し、1つの企業に内定を頂きました。
しかし、「自分がちゃんと働けるか不安。大変なことはない、とおっしゃっているけど信用できない」ということもあり、頂いた内定を辞退しました。
その時は、もう本当にだめになり、父親に辞退の電話をお願いしたりと、人生で一番メンタルがボロボロだったと思います。
そして、
- もう人を信用できない
- もう人と関わりたくない
- もうどうでも良い
と、引きこもりになりました。